電子カルテ機能とレセコン機能を搭載し、レセプト発行はもとよりインフォームドコンセントのための患者情報(保険、病歴、身体所見など)や画像、検査データの一括管理が出来ます。
また、入力方法や診療明細登録項目のセット化による従来にない極めて簡便な入力環境を提供致します。電子カルテや検査データ登録(検査データ自動読込み機能付き)、グラフ化、処方箋発行、会計日報、月報そして診療報酬明細書の発行までスムーズに行うことが出来ます。
Doctor's Good Willの各所の画面では、直感的な操作ができるようマウスとキーボードショートカットを含め同じ動作をするために複数の方法で操作ができます。
操作機能:入力パレットカスタマイズ
「Ver 6.0」から、ユーザーの皆様が各クライアント毎に入力パレットをカスタマイズ(スクロールエリア、ポップアップメニュー、リストボックス、テキストなどのオブジェクトを自由に配置)することが可能です。マニュアルに沿ってご自身でカスタマイズすることもできますが、ドクター・医院スタッフの皆様のご要望に応じてカルテ作成ウィンドウのデザインから、記録したカルテをどのような形で見たいかをお聞きして、ユーザー様の想いをDGW上で実現化するサポート「カルテコンシェルジュ・サービス」を行っています。
私たちは、ユーザーの皆様が自分の好みに応じた入力画面をデザインできなければ「カルテコンシェルジュ・サービス」の第一歩を踏み出すことができないと考えています。カルテ作成用ウィンドウ(入力パレット)のデザインが、そのクリニックにおける診療(患者さんとドクターのコミュニケーション)の質を決める非常に重要なポイントとなります。しかし、実際の医療現場において、ユーザー様が自分の好みに応じた入力画面をデザインすることは現実的ではありません。
そこで、私たちアトリエモモのスタッフが先生の思いを実現化するお手伝いをさせていただきます。
Doctor's Good Willの使用開始時には、弊社で作成した既存の入力パレットをご使用頂き、ご使用頂いている中で、恐らく「このオブジェクトは必要ない」、「このオブジェクトを大きくしたい」等の思いがでてくるかと思いますので、その際には是非弊社までご連絡を頂けますと幸いです。
操作機能:ハイパーテキスト化によるハイパーリンク ~カルテ2号用紙は極めて優れた医療情報整理箱~
操作機能:ハンコ、ハンコリンク
「紙カルテを超える」「究極のレセコン」、Doctor's Good Willが他の電子カルテやレセコンと決定的に異なる所以は「ハンコ」と「ハンコのリンク」機能にあると言っても過言ではありません。カルテの記載(S、O、A、P)操作はもとより、オーダー(診療行為)算定要件の根拠※に関する記載操作もこの「ハンコのリンク」機能で驚くほどのスピードで行うことができます。「ハンコのリンク」機能は、カルテの記載漏れ(診療報酬請求時にカルテに必ず記載しておく必要があるもの)や請求漏れを完全に防止することが可能です。
※例えば、医科診療報酬点数表第2章特掲診療料医学管理等の特定疾患療養管理料の項には以下の記載があります。
「特定疾患療養管理料は、別に厚生労働大臣が定める疾患を主病とする患者に対して、治療計画に基づき、
服薬、運動、栄養等の療養上の管理を行った場合に、月2回に限り算定する。」
この場合、カルテには当該患者さんの治療計画そのものの記載と、上記管理料算定時には少なくとも服薬、運動、栄養に関する指導内容を(SOAPのPに)その都度記載する必要があります。紙カルテでは、こうした記載漏れが頻発し診療報酬の返戻の対象となってしまいますが、Doctor's Good Willの「ハンコのリンク」機能を使えば、上記管理料の算定時には必ず指導内容(その都度異なった内容)の記載を求めるダイアログが表示されますので100%記載漏れを防ぐことができます。
操作機能:診療行為チェッカー
オーダー(診療行為)に搭載された診療行為チェッカーが、病名チェックや同時算定不可、併用禁忌薬、常用量等のチェックをオーダー登録時に行います。もちろんこれはSOAP記載時にも機能します。
操作機能:iPad、iPhoneとのリンク
「いつでも、どこでも」、患者さんとつながる事。
電子カルテの「本来の姿」を、「当たり前のこと」を本気で取り組みました。「ドクター」と「患者さん」を"安心感"で繋ぐツールです。
Apple社の優れたソフトウェアとの連携により、カルテそのもののポータビリティ、フレキシビリティが格段に向上します。このことは、iPhone、iPadに搭載されているiCal・アドレスブックのインターフェースを利用して外出先からDoctor's Good Willのカルテ情報を閲覧することも可能となります。
操作機能:全自動 バックアップ、データチェック、クラウドバックアップ、結果メール送信
電子カルテのデータは他の何にも代え難い、患者さんの「Quality of Life」(生活の質)を左右する重要なデータであることは言うまでもありません。このデータの安全性をいかに高めるかということも電子カルテ開発会社の責務と考えています。
Doctor's Good Willを使用頂く上で、データの心配は一切いりません。
「バックアップ」、「データチェック」、「クラウドへバックアップ」この3つの一連の作業を毎日全て自動で行います。
更に問題が起こった場合、自動的にメール送信が弊社にされますので、障害対応を迅速に行います。
弊社では、「システムを災害から守る」のみならず、各種の障害は必ず起こりえるものと想定し、いかに効率よく迅速に復旧するかという点から災害対策を捉えています。
データの保護に十分なシステムを構築しておりますので、「安心して、少しでも患者さんと向き合える」時間を大切にできます。また、「バージョンアップ」、「厚労省マスター更新」等の作業も、簡単な手順で行って頂けます。
Software:受付業務
- 受付情報画面では、受付業務に必要な情報を検索してテキストデータに書き出せますので、データの有効利用が図れます。
- 過去の来院日のデータが一目でわかるカレンダー機能付きですので、通院状況を視覚的に把握することができ、また予約もスムーズにできます。
- 全国の地方自治体が行っている医療費助成制度はユーザー様による簡単な設定で、ほぼ全て対応しています。Doctor's Good Willではこの最も困難な算定プログラムを全国規模で対応できるシステム(弊社独自開発)を搭載していますので、算定条件登録/変更方法時のトラブルは皆無といっても過言ではありません。
- 他社の電話予約システムや診察券発券機との連動も可能です。
Software:電子カルテ
- この支援プログラムにより、社会保険診療報酬点数表からの自動登録が可能となります。たとえば、USG胆石の所見のハンコを新規に作成し、このハンコに「超音波検査」とシェ-マ、そして「胆石症」をリンクさせます。このUSG胆石の所見ハンコを、必要に応じてカルテにドラッグ&ドロップすると、超音波検査とシエーマ、そして必要病名である「胆石症」が自動的に登録されます。(フリー版でハンコのリンクがどのようなものかを実際に体験することができます)この先進的な機能により、医療事務で最も頭を悩ます病名漏れの心配も過去のものとなり、ドクターは極めて効率のよいSOAPの記載が可能となります。
- 患者プロフィールや保険情報、診療情報など、あらゆる患者データを一括管理できるだけでなく、アトリエモモが独自に開発した診療行為チェッカーで、病名チェックはもちろんのこと、長期投与から同時算定不可、併用禁忌までほとんどすべての診療行為が自動的にチェックできます。
- 上記機能により、カルテ入力の発生源入力が100%可能となります。
- Doctor's Good Willの電子カルテ機能の一部分として動く本格的なファイル産管理ソフト(弊社オリジナルソフト《SpotDimension》=オプション)で胃カメラやエコー、デジカメによる所見撮影、紹介状などその場(診察室・受付・処置室等)で登録(フットスイッチ等の使用が可能)管理できます。院内のあらゆる種類のデジタル資産(画像・映像・音声・文書など)は、Doctor's Good Willと同じサーバー(MacMiniServer or MacPro 推奨)上で管理します。「Doctor's Good Will Ver 6.0」から、各種画像をカルテテキストのハイパーリンク機能で直ちに呼び出すことが可能です。
- 「カルテ全文検索」機能により、カルテ記載内容から診療情報(診療行為)までカルテ2号用紙の全ての情報を瞬時に検索をする事が可能です。
- Appleアプリケーション「iCal」「アドレスブック」との連携・同期により、予約とカルテ内容が自動的にiPhone、iPadのAppleアプリケーションの所定のフィールドに表示されます。また、この所定のフィールドを書き換えることによりiCloud経由でその内容をDoctor's Good Willに反映させることができます。まさに、 iPhone、iPadとDoctor's Good Willの連携で「いつでもどこでもカルテ」が実現します。
Software:処方箋
Software:会計
Software:レセプト発行
Software:機能一覧
- FileMaker/Excel等へのデータ書き出し機能
-
- 診療録
- 保険情報
- 診療行為・病名チェック一覧
- 個人別診療点数一覧(日/月単位)
- 予約患者一覧
- 公費併用患者一覧
- 来院患者一覧
- 診療明細
- 診療情報マスター
- レセプト提出患者一覧
- 月報・社保総括表・国保総括表の全内容
- 医療費助成番号一覧
- 新規患者一覧
- 会計未処理患者一覧(日/月単位)
- 検査データ
- レセプト対象外患者一覧
- 各種公費月内来院患者一覧
- 診療行為・病名チェック機能
-
- 診療行為と病名
- 高額点数患者
- 必要登録病名
- 長期投与・必要病名未登録患者の一覧(テキストで書き出し可能)
- 同時算定不可
- 必要病名未登録患者の一覧(テキストで書出し可能)
- 禁忌病名
- 長期投与
- 当該月初診算定患者の病名未登録
- 各種印刷機能
-
- 会計日報、会計月報
- 未収金患者一覧
- 社保・国保総括表
- レセプトデータのPDF書き出し
- 各自治体施行の医療費助成制度対応レセプト
- 日単位、月単位、個人別指定による診療録(2号用紙式)
- 社保/国保の個別/一括CSV発行
- 外部ソフトレセプトチェックソフト用への院外処方内容のCSV出力
- 紙レセプト、保険種類別の順、総括表の順、社保・国保の順によるレセプト(保険情報頭書き、病名、診療録、点数明細一覧等)
- 診療報酬改訂時の社会保険支払い基金・国保連合会へのマスターリスト
- 診療明細付き領収書(期間指定可)
- 処方せん(福岡県薬剤会指定の処方せんも可)
- テンプレート作成による診療情報提供書などの書式一覧
- 個人別点数明細一覧
- 新規開設の個人別指導時に必要な書類一式
- その他の機能
-
- 各種自動算定
- カルテ記載内容(SOAP・処方処置等)の全文高速検索
- 包括化解除機能(生活習慣指導管理料)による出来高算定への完全自動復帰機能
- 各自治体施行の医療費助成制度への対応
- 検査データのグラフ化
- 検査データの読み込み(読み込みフォーマットは弊社にて指定)
- 自動フルバックアップ&データセンターへのクラウドバックアップ
- デイリーデータチェック&結果を弊社へメール自動送信機能
- 他社電話予約機能との接続
- CR・聴力検査機器・予約システムとの患者属性連携
- 他社電子カルテソフトから保険情報データの読み込み
- カルテ基本情報のTXTデータorXMLデータ書き出し
- 患者情報とカルテ内容のiCal、アドレスブックとの自動連携
※iCal , アドレスブックとのカルテ連携ついては、「医療情報システムの安全管理に関するガイドライン 第5版(平成29年5月)」に準拠するものとします。
詳細は「医療情報システムの安全管理に関するガイドライン 第5版」をご覧下さい。
Hardware:対応機器 ~Medical Navigation Tool《Doctor's Good Will Ver 9.9》 ~
Medical Navigation Tool《Doctor's Good Will Ver 9》は、UNIXベースのオペレーティングシステムであるMac OS Xを中心にMac OS混在環境に日本で初めて対応した、最も旬な電子カルテ&レセプト統合システムです。
下記は2019年07月23日時点での《機器構成》の参考資料です。
Mac OS X対応機器構成
クライアントマシン(受付)
- Mac本体
現行機種であれば、どのMacでもDoctor's Good Willの使用には十分な性能があります。 - Memory 16GB(最低限8GB)
- HD 40GB以上(フラッシュストレージ 推奨)
- キーボードは「テンキー付き」を推奨
クライアントマシン(診察室)
- Mac本体
- Memory 16GB以上(画像参照する場合)
- HD 40GB以上(フラッシュストレージ 推奨)※容量が多い場合は、1TB Fusion Drive
- キーボードは「テンキー付き」を推奨
※ディスプレイのサイズは出来るだけ大きなサイズ(27インチ)をご用意下さい。
Hardware:対応サーバ
DGWサーバ
MacMini
[サーバー本体 &同期用サーバー](計2台)
※MacMini最上位モデル メモリと容量を変更
- 3.2GHz6コアIntel Core i7
- Memory 16GB
- 1TBフラッシュストレージ
外付SSD(サーバー用)
SanDisk サンディスク エクストリーム ポータブル SSD 1TB USB3.1
※外付SSDは、容量1TB、USB3.0もしくはUSB-Cタイプでで接続可能なものであれば、特に指定はありません。
※サーバーと接続し、Doctor's Good Willサーバで運用しているデータのログファイルをこちらへ保存します。
これは例えば同期サーバーに切り替えた後に直近3分間のカルテデータを閲覧する場合などで、外付HDに保存されているログファイルデータを使用して、サーバー本体が壊れる直前までのデータ復旧を行うためのものです(データ容量によって復旧時間は異なります)。
※診察室、受付等の各クライアントにも外付けHDを接続して、TimeMachineをとって頂くことを推奨致します。この場合特にハードディスクはSSDである必要性はなく、シリアルATAハードディスクで問題ありません。
無停電装置
オムロン
- BN100T / BN150T (デスクトップタイプ)
- BN75R (ラックマウントタイプ)
APC
- Smart-UPS 1500 LCD 100V SMT1500J (デスクトップタイプ)
※サーバへの電源供給を担いますので十分ご検討下さい。尚、診察室などの主要なMacにもUPS接続とTimeMachine用の外付けHDを設置頂くことを推奨いたします。
スイッチングHUB
VPNルータ
Century System
- FutureNet NXR-230/CX(有線VPNルータ)
※ ネットワーク構成は[Fail Safe]の設計思想に基づき、「レセプトオンライン請求」&「医院様と弊社をVPN(IPSec + IKE)接続」することを想定しています。Doctor's Good Willはサーバー・クライアントシステムで動作しているため、HUBが故障すると使用できなくなります。上記有線/無線ルータ共にHUBが故障することを想定して、主要MacはHUB故障時にも影響が出ない設定/構成をしています。
※Doctor's Good Willを使用するサーバー・クライアントの基幹ネットワークは原則有線LAN接続となります。無線ネットワークは、Doctor's Good Willを使用するMac以外(iPad、iPhone、Mac...)の端末での使用と、HUBが故障した際には無線に切替え、Doctor's Good Willとネットワークを引き続きご使用頂くためです。
※自宅から自院への接続、さらには、在宅診療時の院内ネットワークへの接続が安心して行える設定(L2TP IPSec)をオプション設定としてご用意しています。
※弊社のリモートアクセス・メンテナンスサービスを提供させていただくために上記の機種いずれかが必須になります。(設定は弊社で行うため、Doctor's Good Will導入時に「設定料&機器代込」で販売いたします。)
Hardware:対応周辺機器
プリンタ
プリンタご使用時の注意
※プリンタは用紙サイズ別(A4=各種書類、A5=処方せん・領収書)で2台院内にご用意して下さい。2台あることにより、 用紙サイズ別印刷でのキュー待ち障害や故障時・トナー切れの際でも円滑な運用が出来ます。
スキャナ
FUJITSU
※Doctor's Good WillのオプションのSpotDimension(ファイル管理システム)では、あらゆるデジタルファイルをカルテ2号用紙上に貼ることができ、各種書類を登録する際スキャナがあると便利です。
LANケーブル
カテゴリー5e以上
※カテゴリー6を推奨しています。
インターネットについて
- インターネットへの接続環境
- 弊社ではインターネット(VPN)回線を使用した遠隔操作によるサポートを中心に考えています。また、レセプトをオンライン請求して頂くことを前提としています。
このため必ずインターネットに接続出来る環境をご用意下さい。- ※NTT光回線は通常インターネット用(別途プロバイダをご契約頂く必要有)とレセプトオンライン請求用回線を併施する関係上、一番速い回線では、NTT東日本には「フレッツ光ネクスト ファミリー・ギガラインタイプ(WiFiルータ無タイプ)」、NTT西日本では「フレッツ光ネクスト ファミリー・ハイスピードタイプ」をご使用下さい。(東日本:ギガファミリー・スマートタイプ(WiFiルータ有タイプ)と西日本:隼はご契約されないようお願い致します。レセプトオンラインをするには支払基金から請求可能な回線・事業者が決められています。)
- ※プロバイダを契約される際、外出先から自院のMacへVPN操作をすることを希望される場合は、「固定IP」をお申し込みください。MOMO推奨プロバイダ:とくとくBB固定IP付
- ※回線業者が提供しているIP電話(VoIP)をご契約されると必ずCTUがセットで設置されますのVPN回線の確立にはCTUの設定変更(PPPoE・マルチセッション)をして頂く必要があります。